ベルリン一人旅
皆さんこんにちは。そして本年も宜しくお願いします。
今回ご紹介する街はドイツの首都ベルリンです。
2019年12月壁崩壊30年のベルリンに一人旅して来ました!
【1日目】
今回もヨーロッパで最も乗換えに適しているヘルシンキを経由してベルリンに到着。
ベルリンの空港(ティーゲル/ちょっと怖そうな空港名でしょ)から市内へはタクシー、バス、地下鉄を利用するらしいのですが、タクシーが嫌いな私はインフォメーションに駆け込み、市内の中心部にあるチェックポイントチャーリーまでの行き方を尋ねました。ちょっと面倒くさい顔されましたが↓のメモを書いてくれました。
BUS128に乗って→地下鉄駅→U6の地下鉄に乗って→KOCHSTRで降りるとチェックポイントチャーリーだよとの事で
す。
でも128の1がどう見ても1に見えなかったので、これ1?と聞いたら意外にも優しくYESと答えてくれました。
こんなやり取りが旅の楽しさでもあります。
この日はチェックポイントチャーリー近くのホテルでぐっすり💤
【2日目】
少し早起きして朝食。
ヨーロッパのホテルはたいてい6時か6時半には朝食を用意してくれています。嬉しい事です。
朝食後は早速チェックポイントチャーリーへ。
ここは第二次世界大戦後ドイツ・ベルリンが東西に分断されていた時の国境検問所です。
📷東西に分断されていた時の国境検問所
実はベルリン訪問は今回が2回目で27年ほど前にヨーロッパ周遊の一都市として2日間滞在しました。
その時はまだまだ緊張感や戦争の爪痕が残っていた印象でしたが、今ではすっかり観光地になって
お土産屋さんやカフェが立ち並んでいます。
次にベルリンのシンボル「ブランデルブルグ門」「ヒトラー最後の場所」「ホロコースト記念碑」などを見学しました。
📷ブランデルブルグ門
📷ヒトラー最後の場所 ※ヒトラー最後の場所は現在、駐車場。
📷ホロコースト記念碑
午後からは初めてのサッカー/ブンデスリーグの観戦です。
チケットは事前にネット購入、席は旅友の保団連、真下さんのアドバイスをいただきゴール近くのサポーター席が取れた
のですが、これが大変!サポーターは誰も座ってないので、当然私も立って応援。おまけにビールと煙草の臭いに囲ま
れてちょっと息苦しいサッカー観戦でした。
📷スタジアム
ちなみにこのスタジアムはヘルタベルリンのホームスタジアムで1936年ベルリン五輪のメイン会場として使われた
いわくつきの場所です。
【3日目】
ベルリン中央駅からICに乗って古都ドレスデンへ。
ずっとドレスデンと言う響きに憧れていて是非行きたいと思っていた街です。
年末、弊社はお客様にドイツのお菓子シュトーレンをお歳暮としてお渡ししたのですが、どうやらドレスデンがシュトーレ
ンの発祥の地のようです。
あいにく冷たい雨が降っていたので、君主の行列が描かれた壁画と旧市街を見てベルリンに戻りました。
なんか列車に乗っていると時間が長くてもったいない気もしますがヨーロッパの列車と駅は最高だと思います。
📷ベルリン中央駅
📷君主の行列が描かれた壁画
【4日目】
またまたベルリン中央駅からICとローカル線を乗り継いでワイマールへ。
ワイマールと言えばワイマール憲法です。
詳しくは知りませんがこの憲法の下でヒトラーが生まれたと言われています。
ただこの街は穏やかでヒトラーが演説をしたエレファントホテルやゲーテの住居などが残された見どころの多い街です。
📷エレファントホテル
📷ゲーテの住居
【5日目】
旅の最終日、ベルリンの旧市街をゆっくり散策しました。
古くからある住宅の前の石畳に金色の意思が埋め込まれています。
「つまずきの石」と呼ぶようです。よく見ると名前や日にちが入っています。
ユダヤ人が住んでいた家をナチスが奪い取った日や、収容所に送られた日、住んでいた方のお名前が書かれているそ
うです。以前ベルリンに来た時には気付かなかったものです。
絶対に忘れてはならない負の遺産です。
すっかり気持ちが落ち込んでしまったので夕方、美術館にフェルメールに会いに行きました。
この美術館には35点しかないフェルメール作品が2点あります。
夕方の美術館は最高です!フェルメール独り占めです。
📷フェルメール画
私は旅に出る時に少しだけテーマを持つようにしています。
今回は27年前少し重苦しい空気だったベルリンがどれだけ変わったのか楽しみにしていました。
すっかり平和になったベルリン、ただドイツの若い世代の方はホロコーストや独裁者の恐ろしさを知らない人が多いよう
です。
日本もドイツと同盟を組んでいた国として自覚や反省が必要だと思いました。
では又どこかの国で会いましょう。
HP編集スタッフ談:写真がきれいになったのはスマホの性能が良いのか腕が上がったのか・・・さてどちらでしょう(笑)
2020年2月 旅する 鈴木 旅人